トロオドン

トロオドン
恐竜の種類
  • ティラノサウルス
  • ティラノサウルス2
  • オルニトミムス上科
  • テリジノサウルス
  • トロオドン
  • ホーム >> トロオドン


    トロオドン

    トロオドン
    トロオドン(Troodon)は、中生代白亜紀後期(約7,400万 - 約6,500万年前)の現北アメリカ大陸に生息していた肉食恐竜。
    竜盤目 - 獣脚亜目 - マニラプトル類 - トロオドン科に属する。
    属名の意味は「傷つける歯」。
    かつては、トロエドン(Troodon)とも呼ばれていた(現在では学名にウムラウトは使用できない)。
     
    形態
    完全な骨格は発見されていないが、近縁種などからの推定では、全長1.5~2m程度で骨格は華奢であったとされる。
    身体の大きさに比して大きな脳頭蓋を持ち、脳容量は現世のエミューに匹敵する程であったと想定される。
    そのため、“中生代で一番頭が良かった動物”などとしばしば呼称されることもあるが、これはあくまでも推測であり、実際の知能がどの程度のものだったかは不明。
    目は大きく正面を向いていたため立体視能力があったものと推測される。
    拇指対向性を示す3本指の前肢と走行に適した華奢なつくりの後肢を持つ。
    後肢の第2趾は鉤爪となっているがデイノニクスやドロマエオサウルスなどより小型であった。
    この恐竜の詳細な研究から、“恐竜が絶滅しなかった仮想的未来”の知的生物として、カナダのデール・ラッセル(Dale Russell)が「恐竜人間」ディノサウロイド(Dinosauroid)を想像して1982年に発表した。


    デイノニクス

    デイノニクス
    デイノニクス(Deinonychus,“怖ろしい鉤爪”の意)は、中生代白亜紀前期(約1億4,400万年前〜約9,900万年前)に生息した竜盤目 - 獣脚亜目 - ドロマエオサウルス科の代表的な肉食恐竜である。
    体長約3m、2足歩行で尾が細い腱に囲まれている。
    後肢の第2指の巨大な鋭い鉤爪が特徴。
    また、手根骨を持っているため前肢の手首を自由に動かすことができた。
    恐竜としては知能も高かったため、群れで行動ができる凶暴な捕食者だった。
    狩りも群れで行い、50km/hもの速度で走って獲物に飛びかかり、捕食した。
    自分より大きな草食恐竜をも襲ったと考えられる。
    発達した第2指の鉤爪は、戦闘の際、獲物の肉に深く食い込ませることが出来た。
    その構造から肉を切り裂くことは難しかったと思われる。
    1964年に古生物学者ジョン・オストロムにより発見された。
    オストロムはこのような活発な動きをするには恐竜が温血動物ではないと無理だと考え、恐竜温血説を唱えるきっかけとなった。
    羽毛恐竜の発見に伴い、最近は羽毛を生やした復元が一般的。
    発見された際、ヒプシロフォドン類に属するテノントサウルスと一緒に発見されたために集団で狩をする(後に社会性がある)と考えられているが、捕食者側の犠牲の多さなど不自然な点も見られるため、洪水で死体が密集しただけであるとする説もある。
    (ただし、北米に見られるボーンベッドなどのように集団で土砂崩れ等の自然災害にあった可能性も考えると発見時の矛盾点は無くなる) またデイノニクスに限らず、ドロマエオサウルス類は一般的な恐竜よりも遥かに知能が高かったと考えられるが、その大きな脳の大部分が高い身体能力の制御の為であり、知能の高さとは無関係であるとする説もある。
    それによれば、デイノニクスは集団で狩りを行ったとしても、その群れの在り方は統率の取れた哺乳類的(オオカミ、イルカ等)というよりも、各自が勝手に動く魚類型(ピラニア等。
    彼らの群れは一見統率が取れているように見えて、各自が勝手に動いている)であるとされる。


    ウネンラギア
    ウネンラギア
    ウネンラギア (Unenlagia) は白亜紀後期に生息していた獣脚亜目に属す恐竜の属。
    化石はアルゼンチンで発見されている。
    学名の意味は「鳥の半分」で、体長は約2-3m。
    肩から腕にかけての形態は羽ばたきが可能だったと思われるが、身体が大きく、滑空も難しかったと思われる。
     
    ユタラプトル
    ユタラプトル (Utahraptor:ユタの泥棒)は、中生代白亜紀前期(約1億2,700万 - 1億2,100万年前)の現北アメリカ大陸に生息していた獣脚類の恐竜。
    属名は「ユタ州の泥棒」の意。
     
    形態
    全長は5〜7mでドロマエオサウルス科の中でも最大級の属。
    体形はデイノニクス に似ているが、よりがっしりとしている。
    後肢の第二趾に付いている鉤爪は長さ20cmに達する。
       

    ヴェロキラプトル
    ヴェロキラプトル
    ヴェロキラプトル(Velociraptor)は、約8,300万-約7,000万年前(中生代白亜紀晩期)の東アジアにあった大陸に生息していた小型恐竜。
    獣脚類に属す。
    化石はモンゴル、中国、ロシア東部からmongoliensis の1種のみ発見されている。
    当時これらの地域は中央アジア以西とは切り離された大陸の一部であった。
    体格は小さくほっそりとしており、頭蓋骨は大きい。
    際立った特徴として後肢に大きな鉤爪(かぎづめ)を具える。
    羽毛恐竜であったと考えられる。
    映画『ジュラシック・パーク』シリーズによって一般にも広く知られるようになったものの、そのイメージは本種ではなく中型恐竜であるデイノニクスのかつての復元像に近いと言わざるを得ない。
     
    学名
    属名 Velociraptor はラテン語の「velocitas(swift、素早い)」と「raptor(robber、predator、泥棒、強盗、略奪者、捕食者)」をもとに造られた名称で「敏捷な略奪者」とでも訳すべきもの。
    古典ラテン語式の発音をカナ表記するとウェロキラプトル。
    英語音を日本語転写すれば「ヴェロスィラプター」であろう。
    中国語名は「伶盗龍」。
    種小名 mongoliensis (モンゴリエンシス)は化石の発見地「Mongol(現地名)」とラテン語「-ensis(起源とする・由来する〈もの〉)」からなる合成語で、「モンゴル由来のもの」「モンゴル産」を意す。
     
    発見史
    本種は1922年、米国人古生物学者ヘンリー・フェアフィールド・オズボーンを隊長とするアメリカ自然史博物館の調査隊により、ゴビ砂漠のモンゴル国領内バヤンザグ(英名:Flaming Cliffs)にて発見され、1924年、同氏によって記載された。
    東西冷戦下の1971年には、ポーランドとモンゴルの合同チームが、本種とプロトケラトプスの格闘する様子を留めた化石(鉤爪の項、参照)を発見。
    さらには2007年、古生物学者アラン・ターナー等がモンゴルにて、羽毛がついていた証拠と言える等間隔に並ぶ突起(quill knobs)を有する前肢の化石を発見している。
    現在のところ、化石はモンゴル、中国内モンゴル自治区、および、ロシアから発見されており、白亜紀後期の東アジアにあった大陸でのみ生息が確認されている。

    逆援助
    形質
    概要
    全長(頭胴長+尾長)約2.07m、腰高約0.5m、推定体重最大15kg程度で、その大きさはおおよそ七面鳥程度、コヨーテ程度と表現される。
    体格は小さくほっそりとしており、頭蓋骨は他に比してかなり大きい。
    吻部が反り上がる一方で眼窩の突出が無く、むしろ、凹んでいて全体に弓形の形状を示す。
    また、最大頭骨長25cmと非常に長く直線的であり、これらの特徴によって近縁種と明確に区別される。
    本種の際立った特徴として後肢に大きな鉤爪を具えており、狩りの際、獲物に致命傷を与えるのに用いられたとされるが、その使用方法の実際については切り裂き型と刺突型で説が分かれていた。
    現在は急所に対する刺突用の武器であったのと見解が支配的である。
     
    鉤爪
    身軽な運動能力に加えて、彼らが具える大きな鉤爪や鋭い歯は他の動物には脅威であったと思われる。
    極めて珍しいことに、この鉤爪をどのように使ったのかという事が化石の中に証拠として残っている。
    これはプロトケラトプスと闘っている状態の化石で、ヴェロキラプトルの爪がプロトケラトプスの頭部を捕らえている事が分かる。
    この化石が残された原因としては、恐竜達が組み合って互いに引けない状態にあった時、砂嵐に襲われてそのまま埋もれてしまったとか、砂の穴に呑み込まれてしまったなど考えられているが、詳細は不明である。
    現代の力学的再現実験により鉤爪では皮膚を突き通す事は可能であるが、内歯がついていないので切り裂く事はできなかったであろうと考えられている。
    そのため、鉤爪は獲物の急所である喉(のど)や首元に集中的に突き刺すためのものであったと思われている。
    この格闘化石はモンゴル国に帰属するものではあるが、2000年以降、米国はニューヨークのアメリカ自然史博物館にて展示されている。
     
    高い知能
    全体重に比べて脳の重量比が高く、高い知能を具えていたと考えられる。
    ある程度の社会性を持ち、集団で狩りをしたと考える向きもあるが、集団化石が発見された事は今のところ無い。
    近年あいついで中国から発見されたヴェロキラプトルに近い恐竜の化石の中には、羽毛の痕跡が保存されているものもあり、鳥の翼に似た翼を持っていたと考えられている(ただし、飛翔能力は無かったとされる)。
    羽毛そのものの痕跡ではないが、ヴェロキラプトルの化石からも羽毛の存在を示唆する特徴が発見されるに至り、彼らが羽毛恐竜であったことは確実視されることとなった。
    また、この事実とそのほかの多方面からの知見によって、本種もまた鳥類に近い系統の恐竜であると考えられている。
    逆援助orgであるとも考えられている。

    Yahoo!検索